①東京駅から新函館北斗駅まで新幹線で行くのだけど、切符が2枚ある。どう使えばいいの?
②新幹線で上野から福島まで行くが、切符に東京都区内から福島と書いてある。この切符で上野から乗れるのか?
③往復で買うと切符は割引があるのか?
最後のお客様です。
答えは、乗車券に関してはあります!
またも出てくる、乗車券・・・前2個の記事を既読の方はどういうものか、おわかりかと思います。
つまり、乗車券には往復割引があるので、運賃が割引になります。
特急券は往復で買っても、割引はありませんが、特急券の割引については後日解説します。
往復で割り引きになる切符は「往復乗車券」(名前そのまま)です。
ただし、往復割引乗車券の購入には、条件があります。
その1 片道601キロ以上の距離があること。
その2 往復で同じ区間、同じ経路を利用すること。
この2つです。
まず、片道601キロ以上ですが、これはなかなか距離があります。
東京を起点にすると、往復割引適応になるのは、関西方面だと新大阪も超えて、西明石駅以遠、東北方面だと盛岡を超えて、二戸駅以遠、北陸方面だと終着の金沢は450キロのため往復割引になりません。
このように考えると、かなりの遠出をしなければ、往復割引にならないんですね。
逆に遠出する場合は、帰りの乗車券もまとめて買うようにしたいですね。
ただし、乗車券には有効期限があります。(有効期限については後日解説します)
片道601キロ以上の場合、有効期間は5日間なので、往復だと倍の10日間が往復割引の最低有効期間です。ですから、
出発してから10日以内に帰ってくるのであれば、往復乗車券を購入するのが良いでしょう。
2つめの条件、 同じ区間・経路についてです。
同じく区間とは、行きの出発駅と帰りの到着駅、行きの到着駅と帰りの出発駅が同じを意味します。
言葉にするとややこしく聞こえますが、行きが東京から名古屋なら、帰りは名古屋から東京と利用することです。
同じ経路とは、往復の乗車区間で利用する路線が同じを意味します。
発着駅が同じであれば経路も同じになるのがほとんどかと思います。
極端な例ですと、東京から中央本線で山梨、長野などを経由して名古屋へ行き、帰りは名古屋から新幹線で東京に帰ってくる。
この場合は同じ経路を通っていないので往復割引になりません。
(この乗り方の場合は一筆書きのようになるので、片道乗車券として扱います。)
この2つの条件のうち、経路に関しては、さほど気にすることは無いかと思いますので、往復割引乗車券を買う際に注意していただきたいのは、
片道601キロ以上の長距離移動であるかどうか、帰りの日は有効期間内か、です!
距離に関しては、JRの線路での距離なので、一般の地図で測るのは難しいと思います。
窓口で切符購入の際に、発着駅と帰りの日にちを伝えれば、往復割引になるときは往復で用意してくれるので、特に事前の準備は必要無いかと思います!
さて、よくある3つの質問に答えましたが、いかがでしたか?
まだまだ知りたい悩みがある方もいらっしゃると思いますので、また後ほどJRについて解説していきたいと思います。
引き続き、お付き合いください。
次は飛行機利用の場合についての解説です。