飛行機に乗って旅行を予定されている方に知っておいて欲しいことをまとめました。航空会社が旅客との間の契約を定めた約款を見ていて「これは気をつけなければ!」と思ったことを簡単にご紹介します。
複数の予約を同時に持つのは危険
あまりないことかも知れませんが、国際線の予約を複数持っている方はお気をつけください。
国際線では、以下のような予約が同じ搭乗者名である場合は事前通告無しに予約を取り消されることがあります。
①搭乗区間や搭乗日が同じ
(例:1/1羽田発ー台北行きが10時発と22時発の両方予約されている)
②搭乗区間が同じで、搭乗日が近い
(例:1/1羽田発ー台北行きの10時発と、1/2羽田発ー台北行き10時発の予約がある)
③搭乗日が同じで、搭乗区間が異なる
(例:1/1羽田発ー台北行きと、1/1羽田発ーバンコク行きの予約がある)
を意味します。
これはDUPE(デュープ/ドゥープ)と呼ばれ、予約便がダブっているため全ての便への搭乗が合理的に不可能と判断された場合に予約を取り消される可能性が高いです。
国際線をこんなに沢山予約することは無いと思いますが、仕事や学校の都合で出発日を1日ずらした場合の飛行機も仮予約しておこうと考える方は注意が必要です。
さて、DUPEは国際線の際に注意すべきとは知られていますが、実は国内線にも同様の約款があることをご存じでしたか?
日本航空の国内旅客運送線約款を見ると、1旅客に対して2つ以上の予約がされ、
「搭乗区間が同一で、搭乗便出発予定時間が同一又は近接している場合」又は
「旅客が予約の全てに搭乗すると合理的に考えられないと会社が判断した場合」
に予約の全部、又は一部を取り消すことが出来るとあります。
たとえ話ですが、1/1羽田発大阪行き8時の予約と、同日新千歳行きの8時の予約がある場合は注意が必要です。
飛行機に沢山乗って航空会社の上級会員を目指す修行僧の方々には、無理な旅程を組まないように気をつけていただきたいです。
事前の座席指定は出来て当然では無い
よく飛行機の予約の際に絶対に窓側・通路側がよいとご要望をいただくのですが、事前に座席指定が出来る席は限られています。
座席指定に関して、国際・国内の約款は次のようになっています。
旅客は、機内の特定の座席をあらかじめ指定出来る場合があります。ただし、会社は事前の通告なしに、機材変更その他の運航上やむを得ない理由でこれを変更することがあります。
指定出来る場合がありますとの表現ですから、指定出来ないことを前提にしていることがわかります。さらに、座席はやむを得ず変更になることがあるとのことなので、この点も事前に理解した上で利用しなければなりません。
国際線の受託手荷物はネームタグをつけるべし
海外旅行を旅行会社で申込みの場合は、荷物につける荷札・ネームタグがもらえることがあります。つける方、つけない方それぞれかと思いますが、荷札は色んな観点からつけるのをオススメします。
国際運送約款には次のようにあります。
受託手荷物に氏名、頭文字又はその他個人名を判別できるものがついていない場合には、旅客は、会社に運送を委託する前にこれをつけなければなりません。
そのため、大きなスーツケースなどを預ける場合は、旅行会社からもらう荷札があればそれをつけておけば良いということです。
荷札をつけるのは、航空会社に手荷物を預けるために必要である他、荷物を受け取る際の取り間違えを防げますし、添乗員やガイドが自社のツアー参加者かどうかを荷物を見て判断するときにも目印になります。
国内線には同様の約款が無いので荷札は不要ですが、取り間違えによる損害を航空会社は賠償の責に任じないとあるので、つけていた方が安心です。
預け荷物が高額なら申告をしておく
国内旅客運送約款には従価料金についての記載があります。
手荷物及び旅客が装着する物品の価額の合計が15万円を越える場合には、旅客はその価額を申告することが出来ます。この場合には、会社は、従価料金として、申告価額の15万円を越える部分について1万円毎に10円を申し受けます。
申告することが出来ます、なので申告するかどうかは自由です。申告内容は、手荷物の破損や紛失があった際の補償上限額にかかわってきます。
申告しない場合は、15万円までが上限なのですが、事前申告し従価料金を支払っていた場合は申告価額までが補償上限になります。
ただし、購入時の価格ではなく、その時点での価額での補償となる点は注意が必要です。
また、手荷物の補償に関するトラブルでよく聞くのは、スーツケースが破損したときはどこまで補償になるのかです。
スーツケース破損の例に実際に当たったことがあるのですが、積み込みにあたってついてしまう傷やかすれ、装飾物が剥がれたり落ちるといったものは補償対象外です。
スーツケースは物をしまうのが役割のため、キャスターが壊れたや、取っ手が完全に取れてしまったなど、
性能そのものを損なう以外の破損(外見の変化など)は手荷物の破損には当たりません。
私はスーツケースのハンドルを固定するねじが取れてしまったのですが、性能そのものに影響なしとのことで補償なしと判断されました。
その後買い換えたのはaceのスーツケースです。
軽くてキャスターもスムーズで大変使い勝手が良く、重宝しています。
≪ace. /エース≫ パリセイドZ 33リットルで機内持込OK 2泊程度の旅行にぴったり!
今回の記事が皆様の旅行の参考になれば幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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