厚生労働省が作成した新しい生活様式の提案と、各業界作成のガイドラインを基に、旅行の申込みから旅行中までの色んな場面がどうなるかを私なりに考えてみました。
あらかじめお断りしておきますが、感染拡大防止策の有効性について議論をするつもりはありませんし、こうしなければならない、こうでなければ安全ではないと主張するものではありません。
また、各業界が作成したガイドラインは事業者側の注意すべきことをまとめたもので、これを私たち消費者側が気をつけるべきことに変換して解説します。そのため、ミスリードがあるかもしれないこともご了承ください。
まず、新しい生活様式とは何か?以下のリンクから確認の上、ご覧ください。
旅行申込時
WEB予約出来る旅行は、WEB予約した方が他人との接触を避けるために有効なのは言うまでもありません。
WEB予約は難しい・不安という方は、周りの詳しい方に聞くか代わりにその人に予約をしてもらうのも良いでしょう。
旅行の申込者(=契約者)と、実際の旅行者は違っても大丈夫です。
しかし、やむを得ず旅行会社を利用しなければならない場合は、以下に注意して利用すると良いでしょう。
・一人一人の基本的感染対策として、マスクを着用して店舗に行く
・来店予約が出来る店舗の場合は、来店予約をする
・店舗に置いてあるパンフレットは必要な分だけもらう
・店舗スタッフと正面に向かい合っての着席を避ける
・メモをする際のペンなどは、店舗の物を使わず自前の物を使う
・支払いは後日の振り込みやオンライン決済、キャッシュレス決済を利用し、その場で現金やカードのやりとりをしないようにする
・チケット類は対面で受け取らず、後日郵送などで受け取る
※ただし、JR券や航空券など、その場で支払いとチケットの手交が必要な物もあるので各旅行会社でそれが可能か確認が必要です。
基本的考えは、接触リスクをいかに減らすか?です。
パンフレット、ペンといった店舗の物や、現金、カード、チケット、クーポン券等の物を介して他者と接触するリスクを減らし、さらに一度に店舗を利用する人数を限定するために来店予約をし、相談時は正面向き合っての着席を避けるのです。
旅行会社利用時のガイドラインはこちらをご覧ください。
日本旅行業協会https://www.jata-net.or.jp/virus/pdf/2020_newviruscrrspndncguideline.pdf
旅行中
ここでは、運送会社や宿泊施設などの各業界団体がまとめたガイドラインを参考にします。
各ガイドラインはこちらに一覧があります。
内閣官房新型コロナウイルス感染症対策https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline_20200514.pdf
鉄道
JRや私鉄によって構成される日本民営鉄道協会作成ガイドラインによると
・マスクを着用して乗車する
・混雑する時間の利用を控える
・座席利用時の利用者同士の配慮をする
※他者と距離を考えての利用などが考えられます
といったことがあります。
バス
・乗車の際はマスクを着用する
・バスを待つ間、他者との十分な距離をとること
・可能であれば、バスの後方に着席すること
※運転手との接触リスクを避けるためだと思われます
といったことがあります。
飛行機
定期航空協会と、全国空港ビル事業者協会作成のガイドラインによると
・空港内、飛行機内でのマスク着用
・37.5度以上の発熱がある場合は飛行機の利用を控える
※主要空港で行われるサーモグラフィ検査での検温により発熱と認められる場合は搭乗を控えるよう要請されます
・チェックインカウンター、手荷物預けの列に並ぶ際には他者との距離を十分にとる
・可能な限り、自動チェックインカウンターや保安検査を利用する
といったことがあります。
ちなみに、このガイドラインの中には座席を空けたり他者との配慮に関する記載が見当たりません。一部海外エアラインなどは、3-3配置なら真ん中の座席をアサインしないなどしているようです。
タクシー
・乗車時はマスクを着用する
・定員上可能であれば後席を利用する
・運転手との相談の上、窓を開けて利用する
といったことがあります。
他の交通機関と比べて乗務員との距離が近いので窓を開けて利用するのは双方にとっても密な空間を避けるのに有効だと思います。
宿泊施設
・チェックイン時の列を作る際は他者との距離を保つ
・オンラインチェックインや、部屋でのチェックインが可能であれば行う
・普段同居していない人との宿泊時は相手に了承を得る
・食事の際は、食事中以外はマスクを着用し、お皿やコップの使い回し、飲み回しを避ける
・チェックアウトは鍵を返却するだけのクイックチェックアウト等を活用する
があります。
私の考える今後の旅行
ガイドラインがないので私の想像になりますが、不特定多数との接触をさけるために、プライベート感が重視される旅行が増えると思います。
具体的には、旅行中はずっとタクシーでの移動、観光地は貸し切りや人数限定、レストランは完全予約制、宿泊施設は小規模かつ、1棟毎の独立タイプなどを組み合わせた旅行が注目を浴びると思います。
しかし、こういったプライベート感がウリの旅行はとにかく高価です。確かにプライベート感のある旅行は感染リスクを考えれば安全ですし、旅先での満足度も高いのですが、旅行=高価なもの、となってしまうのはいかがな物でしょう。
また、鉄道や飛行機、宿泊施設、テーマパーク、観光施設では密を避けるために利用者数を制限するとなれば、利用したくても利用出来ない人が出てくるかもしれません。
希望者多数で抽選形式やオークション形式となると、運や財力がないと旅行が出来ないこともあるのでしょうか?
旅行が自由に楽しめる以前の日常は当分先でしょうし、同じ日常はもう戻ってこないかもしれません。そのための私たちが気をつけるべき新しい生活様式と、それを基に各業界がどういう形でサービスを提供していくかを定めたのが今回参考にしたガイドラインです。
最後は少し飛躍しすぎましたが、今回は新しい生活様式にあてはめた旅行について考えました。みなさまは今後の旅行はどうなると思いますか?一緒に考えましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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