以前、伊丹空港から蛍池駅まで歩いてみた様子をお届けしました。
これは、駅から空港までの一駅が比較的近いのに200円かかるのはコスパが悪いのでは?との疑問から、実際に検証した当ブログの迷物?です。
その第二弾として、新千歳空港と南千歳駅も歩けるのでは?と思い、実際に歩いてきました。
歩くのが好きな方、空港や周辺施設が好きな方にとっては楽しい内容だと思いますので、最後までお楽しみください。
新千歳空港と南千歳駅の位置関係
新千歳空港と南千歳駅は、JR北海道の空港線で結ばれるわずか一区間の路線です。
小樽・札幌方面からは快速エアポートが函館線を経由し、南千歳駅から分岐する空港線を通って、新千歳空港まで乗り入れています。
新千歳空港から札幌市内には高速バスもありますが、多くの方はJRを利用される方が多いでしょうから、利用されたことがある人も多いと思います。
なぜ歩こうと決めたか
普段なら札幌ー新千歳まで乗車券は通しで購入しているのですが、今回はえきねっとで予約した南千歳駅着の特急列車を利用したので、南千歳から新千歳までの1区間だけの乗車券を購入するのがもったいないと感じたためです。
南千歳ー新千歳空港の乗車券は220円します。
幸いにも、空港まで行くのにかなりの余裕があったため、この220円を浮かせるために歩くことを決めました。
南千歳駅と新千歳空港はiPhoneの地図アプリで計測すると40分、距離にして約3キロと実現可能な範囲だと判断しました。
グーグルマップだとすごい遠回りのルートが出てきて、1時間以上かかる計算になっていました。
それでは、実際にこのルート通りに歩いて見た様子を写真付でご覧ください。
南千歳駅から出発!
まずは南千歳駅の改札を出て、連絡通路を渡り道路へ出ます。
下りた先はこのような寂れた場所です。階段やエスカレーターはありませんので、荷物が多い人はオススメしません!
階段を下りて正面、このように歩道が続いていますのでまっすぐ進みます。
歩道は陸橋になっており、上がりきって右側には、自衛隊の千歳基地などが見えます。
左に見える道路は自動車の道路で歩道はありません。
陸橋を越えると、1つ信号がありますがこれを越えて、奥の陸橋を上ります。
陸橋を上ると新千歳空港方面へ伸びる高架道路がクロスしています。
ここをまっすぐ進みます。
陸橋の途中、左側を見ると下に道路と歩道が見えますが、この歩道を歩いて行くことになります。
高架道路の下、坂を下ります。
坂を下り切ったらUターンするように少し戻ります。
奥の方に新千歳空港方面への青い看板が見えます。
新千歳空港を示す看板発見
Uターンするように少し歩くと新千歳空港行きの看板がはっきり見えます。
少し安心しますね。
先ほど、陸橋の上から見えた歩道を歩いて進みます。振り返ると陸橋が見えました。
長く、まっすぐな道がしばらく続きます。
この道の左を見ると、「立入禁止、防衛省」と看板があります。ここは自衛隊の敷地のようです。
フェンスを左手にずっと見ながら緩やかな左カーブを曲がると、さらに長い直線が続きます。
右側には車道が併走していましたが、車がびゅんと私を抜き去っていきます。
なぜこんなところを人が歩いているのか?疑問に思う暇も無いほど、無情にもドライバーはひたすらに空港を目指して走っていたでしょう。
ここで地図を確認すると3分の1くらいまで進んだかと思います。
この先ずっと直線が続くことがわかります。
途中、貨物地区への分岐道路があること示す看板があり、その交差点は信号も横断歩道もありませんでした。
もしかして、歩行者を想定していなかったのかもしれません。
貨物地区入り口の交差点を越えると、新千歳空港の看板がありました。
車やバスだと一瞬で通り過ぎそうです。
さらに歩き続けて見えてきたのはガソリンスタンド、エネオスです。
ここは横断歩道も信号もあるので安心して渡れます。
道路を横断した先には、バス停がありました。
後で知ったのですが、南千歳駅から新千歳空港まではバスがありました。
貨物エリアで働く方向けの様な気がします。
アンダーパスを通って空港へ
バス停の先にはアンダーパスが待っています。
これは、空港敷地をくぐるために設計された道です。
しっかり歩道と車道が分けられているので安心です。
こんな看板が撮影できるのは徒歩の特権かもしれませんね。
アンダーパスを抜けきると、左にカーブした道路と歩道があります。
ここまで来ると、新千歳空港感が出てきます。
今通ってきた道を地図で確認すると、赤い線でなぞった様になります。
現在地が少しズレてしまいました
歩き続けて空港ビルも見えてきました。
そして、1階のバス乗り場30番、29番あたりに到着です。
ここはANA便の到着ゲート付近です。
歩いてみての感想
実際に歩いた時間は、写真の撮影時間を見ると、南千歳駅の外観を撮影し、29番バス乗り場の写真を撮影した時間の間が34分でした。
歩きながら写真を撮るのに立ち止まっていたことを考えると、30分ほどで歩けるのかもしれません。
道中はなんなく歩けますが、階段や長い上り下りの坂を考えると、荷物が多い時はオススメしません。
220円を浮かせるための労力としては、私は見合うと思います。しかし、以前歩いた伊丹ー蛍池のような歩いて楽しめる町並みなど無いのが残念です。
飛行機が頻繁に離着陸してるところが見られると良いのですが、旅客機が利用する滑走路は、今回歩いた道の先、国内線ターミナルの方なので、離着陸が見られるロケーションでもありません。
時間に余裕があり、荷物が少なく、健康を考えて30分ほど歩いてみたいと思う方は一度試してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました!