2020年7月から開始したGOTOトラベルキャンペーンは、新型コロナウイルス感染症の流行により同年12月28日から停止され、2021年10月10日時点での再開時期は未定となっています。
いつから再開されるのか心待ちの方も多いと思いますが、今一度どういう条件だったかおさらいしましょう。
GOTOトラベルキャンペーンとは？
旅行代金の半額相当が補助される国の大型観光促進キャンペーンです。
最大の特徴は、1名1泊あたり最大2万円相当の補助が受けられる大盤振る舞いな内容で、旅行代金の割引きと、旅行先で使えるクーポン券がセットになっています。
詳しくは過去記事をご覧ください。
GOTO利用時の注意点
同じ運用方法で再開するかわかりませんが、利用時の注意点をおさらいしましょう。
旅行に行けばなんでも補助される訳ではありません。
また、補助を受けるにはGOTOトラベル事務局に申請が必要です。
申請が面倒な方は、旅行会社を通して旅行の予約をすると良いでしょう。
ここで言う旅行会社は、実店舗にかぎらず、ネット予約でも適応になるので、ヤフートラベルや楽天トラベルなどを活用しましょう。
適応される旅行について
GOTOトラベルキャンペーンの利用には原則、宿泊が必要です。
利用は連続7泊までの旅行に限られます。
また、日帰り旅行にも適応されますが、出発地から目的地までの同日中の往復の交通手段と、運送サービスを提供する者以外による食事や観光などが組み込まれた内容でなければ適応されません。
わかりやすく言えば、日帰りバスツアーに適応されるという認識です。
意外に忘れがちなのが、夜行フェリーや寝台列車利用の旅行です。
フルフラットの睡眠スペースと、枕・毛布などの寝具の提供がされる等級の利用であれば補助の対象になります。
ただし、販売箇所以外ので不正に払い戻しをして給付金を不正に受け取れないようにする工夫が必要ということでしたので、旅行代理店での予約がオススメです。
旅行代理店で手配したチケットは基本的に、その店舗でしか予約のキャンセルなど出来ないため、普段店舗を使わない人もわざわざ予約のために訪れていました。
(実際、私の勤めていた店舗は一時期フェリー手配が爆発的に増えました･･･)
適応されない旅行について
まず、観光促進の目的から、出張などのビジネス目的の旅行は利用不可です。
(私の所属していた会社では、ビジネス利用向けパックツアーは不可とか、補助利用なら領収証は会社名で発行しないなどと案内していました)
次に、交通機関だけの旅行は適応不可です。
バスのチケット、列車のチケット、飛行機のチケットだけは、単なる移動として捉えるというイメージです。
宿泊の予定がある方は、往復の交通手段と宿泊がセットになったパッケージツアーで予約をすると良いでしょう。
また、主たる目的が観光ではない旅行も適応外です。
昨年、免許合宿付きの旅行商品が「格安で運転免許証が取得できる」と物議を醸しました。
観光促進のキャンペーンですから、合宿中の主たる目的が免許証取得のための合宿プランは認められなかったのです。
じゃあ、ゴルフレッスン付きは？ダイビングライセンス取得目的は？など個別の例についても気になりますが、そもそも、このあたりは旅行業者が作るツアーとして適応されるかどうかの話なので、旅行者はそこまで気にしなくても良いと思います。
いつから再開するの？
みなさんココが一番知りたいところだと思いますが、2021/10/10時点では未定です。
早期のGOTO再開をと望む地方もあるので国としてもできる限り早く再開したいと考えているでしょう。
しかし、GOTOが停止に追いやられたときの世論の反対はすさまじかったので、感染証の拡大状況や医療体制など総合的に判断し、再開時期は決まると思います。
明るい知らせとしては、GOTOトラベルキャンペーンの公式サイトで、キャンペーンが再開した場合は、予約済みの旅行であってもキャンペーンの適応がされると明記されていることでしょうか。
GOTOトラベル2.0？
以前のGOTOトラベルキャンペーンと同様の補助になるかわからないため、再開するキャンペーンは【GOTO2.0】となる可能性もあります。
前回のGOTOは東京が遅れて(2020年10月1日から)対象になったり、医療従事者の方は利用機会に恵まれなかったりと、不公平感が指摘されていました。
また、観光地に人が集まることで感染のリスクが高まるとの指摘から、旅行者を分散させることも重要です。
そのため、観光庁が提言する「分散型旅行」の推進のため、平日と週末の割引き率に差をつけることも考えられます。
以前から祝日の混雑は旅行業界で問題視されていて、旅行代金の高騰により低所得の方はレジャーを楽しめない、交通機関や道路の混雑で地元住民の生活が困難になるなどの問題がありました。
今回の感染症の蔓延により、人々のライフスタイルが変化し始めたことは間違いありません。これをきっかけに、平日旅行者が増えると良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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