8月、お盆休みを使って祖父のいる長野に行ってきました。
その際に野沢温泉村にある常盤屋旅館に宿泊しました。
みなさんは野沢温泉に対してどのようなイメージを持たれますか?
私からすると、全国の名だたる温泉と比べて陰が薄い場所という印象だったのですが、現地に行ってみて印象がガラッと変わりました。
硫黄の香りがする温泉街は、昭和な雰囲気が残り、軒先では温泉まんじゅうを販売している。と思えば、地ビールの醸造所や、焼きたてパンやピザを提供するモダンでオシャレな飲食店もあるし、不思議な魅力を持っていました。
そんな野沢温泉の魅力を自分なりにお伝えしたいと思いますので、今回泊まった旅館についてまとめたのでご覧ください!
長野旅行の参考になると幸いです。
野沢温泉について
野沢温泉村の観光情報サイトを見ると、野沢温泉の歴史は1300年ほど前の奈良時代から始まったとも言われます。
温泉街には13の外湯があり、地元の方々によって管理維持されてきた温泉は源泉100%の掛け流しなのだそう。
また、入浴以外の楽しみ方として温泉卵を自作できるのも野沢温泉の魅力でしょう。
売店でネットに入った卵と塩を購入し、専用のスペースで待つこと15分ほど・・・
温泉卵の美味しい食べ方は、半分だけ殻を割り、塩をすこしまぶして吸い出すように食べることだそうです。
売店のおじ様から教わりましたのでその通りやってみます。
今回気づいたのですが、温泉卵って旅館とかの食事で出てくるイメージでしたが、あれって、「半熟卵」ですよね。
本当の温泉卵は初めて食べましたが、卵の黄身が固めで、白身はとろっとした「半熟卵」とは別モノだな~と勉強になりました。
アクセス
野沢温泉村へのアクセスは北陸新幹線の飯山駅から路線バスの「野沢温泉ライナー」を利用するか、レンタカーの利用が良いでしょう。
長野の他にどこへ行くかにもよりますが、レンタカーがあった方便利だと思いますが、温泉街の中心部は道路がかなり狭いので、運転される方は注意してください。
駐車場付きですので、宿の前に着いたらホテルの人に回送してもらいましょう。
常盤屋旅館について
常盤屋旅館は創業から380年を迎えた老舗旅館です。
13の外湯の内、木造建築としての美しさも映える「大湯」の隣にあります。
旅館の魅力は、夕食の創作和フレンチと、源泉掛け流しの温泉です。
旅館の入り口には「自然湧出」との記載があります。
ポンプなどで引き上げるわけでも無く、また、温泉目当てに掘削したのではないのが自然湧出の温泉です。
つまり、昔ここで温泉が自然にわき出たのでそれを使っているというわけですね。
入り口に立つ2体の木造は道祖神です。
フロントも木のぬくもりが感じられます。
ちなみに、玄関では靴を脱いで館内に入りますので、スリッパで過ごします。
客室
今回宿泊したのは10畳の和室と広縁のあるスタンダードタイプの和室です。
感染症対策のため、チェックイン時に既にお布団が用意されていました。
泊まった客室は最上階の4階でしたが、住宅やペンション、民宿など集まった集落という感じの場所です。
下をのぞき込むと、野沢温泉のメインストリートといわれる大湯通りがあります。
日曜日には朝市が開催されるので土曜宿泊の方は朝市も見に行きましょう!
クローゼットには浴衣あり
冷蔵庫
お部屋には2リットルのお水が!なかなか見かけないですね。
客室には洗面所、お風呂、トイレがあります。
歯ブラシ、コットンのアメニティあり
部屋の客室にもシャンプー類あり
トイレはウォシュレット付きでした
エアコンもTVもありますので一般的な旅館という部屋です。
水回りや客室の細かなところは少し古さを感じますが、湯治宿のような趣と捉えると良いでしょう。
温泉について
大浴場が2つあり、時間で男女入れ替えをします。
フロント横にあるのは、3つの湯船がある千人風呂です。
熱め、ぬるめ、寝湯とあるのですが、私が訪れた時はぬる湯が冷やし湯(25℃ほど)となっていました。
サウナとは違いますが、熱めの湯に入ってから冷やし湯に入ると、整う感覚を味わえます。
千人風呂の源泉は隣にある共同浴場の大湯と同じ源泉だそうです。
もう一つの大浴場は地下にある薬師の湯です。
湯船は一つだけですが、常盤屋旅館の自家源泉です。
お湯は熱めですが、身体の芯まで温まるので冬のスキー後に入るととても気持ちよさそうです。
フロント横にはお風呂用アメニティがありました
湯上がりに嬉しい小さいサイズの缶飲料とアイスキャンディーも!
アルコールはありませんでしたが、ジンジャエールや麦茶、コーヒーなど種類は様々です。
夕食
夕食は2階にある食事処で、グループ毎に案内されます。
創作和フレンチということでどんなメニューが出てくるのかとても楽しみにしていました。
1品目、アミューズから
食前酒は杏酒でした
2品目は信州サーモンのオードブルです
醤油ムースでいただきます
3品目もオードブル
メニュー表の右側の一式です
4品目 朝どれ野菜のグリル
豚肉も一緒に提供されました。
(スキレットに入って届けられたのですがあまりに美味しくてスキレットの写真を撮り忘れるミスを犯しました)
5品目 岩魚のスモーク
桜チップでの燻製でした
6品目 牛肉朴葉焼き
エリンギとオクラトマトと一緒にスキレットで提出されました
ご飯、お味噌汁、香の物は牛肉と一緒に出して貰いました。
信州味噌のお味噌汁で大変美味しかったです。
デザートはわらび餅
もっちりとした食感で、甘みは控えめでした。
朝食
朝食も夕食と同じ会場でいただきます。
おかずが沢山の和食膳です
夕食にもあった野菜グリルが再び提供されました。
パプリカやとうもろこしが3つずつあるのでおわかりかと思いますが写真は3人前です
料金と予約サイトについて
今回の予約はじゃらんを通して行いました。
今回は2部屋予約をして合計10万円以上でしたが、じゃらんで配布されている10,000円引きクーポンが大変役立ちました。
また、以前獲得したじゃらんポイントを利用出来たことでより安くなりました。
じゃらんは、旅行代金の2%がポイント還元されますので、次回の旅行もお得になりますね。
合計金額は108,900円でしたので、一人あたり21,780円です。
お盆期間にも関わらず、2食付きの温泉旅館でこれは安いですね!
なお、入湯税が大人一人150円現地で支払い必要ですのでご注意ください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!