3月某日、千葉県の房総半島南側にある館山・鴨川といったエリアへ行きました。
首都圏にこんなに自然豊かな場所があるとは!と地方出身者としてはまた新たな発見があったので、房総半島旅行検討中の方の参考になれば幸いです。
千里の風の紹介
今回宿泊した千里の風は千葉県館山市にある宿泊施設です。
美肌効果の期待される温泉と、房総で水揚げされた新鮮な魚介を楽しめる食事が自慢の宿です。
ホテルのある館山は首都圏からのアクセスも良く、館山から1時間圏内には鴨川や金谷、木更津といった千葉の人気エリアもあるため、週末を利用した1泊2日におすすめです。
千里の風おすすめのポイント
千里の風はホテルステイを楽しむのがオススメです。
その理由はチェックアウト時間が遅めなことと、無料サービスの多さにあります。
チェックインは15時、チェックアウトは翌日10:30となっています。
10時チェックアウトが一般的ですが、30分のゆとりがあることでホテルをゆっくり楽しめます。
無料サービスは数々あり、チェックイン時には以下のような館内案内がもらえます。
無料サービスが18時までのものが多いので、ホテルチェックインは17時頃までにすると良いでしょう!
そんな千里の風について、まずはホテル外観からご紹介
正面入り口からリゾート風のたたずまいです。
正面玄関前のテラス席もいい雰囲気です。
フロント前は華やかな装飾
中央に飾ってあったユリの花がとても良く香っていて、アロマかと思ったほどです。
花の紹介に「今日の」あるので、定期的に入れ替わっていると思います。
ラウンジには周辺観光地のパンフレットだけでなく、こども向けの絵本などもありました。
ラウンジにはウェルカムドリンクコーナー
コーヒーマシンの他にお茶もあり
18時まではビールも無料!
あいにく私が行った時にはビール完売していたのですが、甘酒があったのでいただきました。
玄米の残り粒があってちょっとした小腹満たしにもなります(笑)
ももジュースは翌日にオレンジジュースに入れ替わっていました。
お茶菓子もあり。
チェックイン後はここで一息つくのが良いでしょう。
レンタル浴衣・作務衣があります。
女性用サイズ表
浴衣と作務衣から選べます。デザインも豊富ですね。
男性用はこちら
男性用は作務衣のみで、色によって丈が変わります。
ちなみにこども用の浴衣もありますよ!
泊まりに行くまで大人向けの施設かと思っていましたが子ども連れても利用しやすいです。
客室について
今回泊まったお部屋は、2023年3月9日にリニューアルオープンした温泉露天風呂付き スタンダード客室です。
1階にあるお部屋なので縦の移動の必要がなく、エレベーター待ちのストレスがありません。
エレベーター待ちって意外とストレスに感じますよね?
面倒を嫌う私にとってはこれだけでも泊まる価値有りだと思いました。
客室へ入るとこんな感じ。奥行きのある広い部屋です。
ツインベッドのある洋室タイプです。
最初気づかなかったのですがテレビです
なんとネットフリックスが無料で視聴できます!
ほかの動画サービスも見れそうですが、トラブル防止のためにログインは控えましょう
こちらもソファと小さいテーブル
客室内のミニバー
お茶受けのお菓子はお酒に合いそうなお煎餅とキュウリの南蛮味噌漬け
甘い物が無いのは珍しいかもしれないですね
湯上がりに冷えたビールと軽くつまめるものがあるのは最高ですね。
コーヒーマシンはドリップポッドというメーカーでした
液晶に写る写真は時間毎に切り替わります
カートリッジはこんなに種類もあって全部無料です!
個人的にはカフェインレスコーヒーがあるのが嬉しいポイントでした
冷蔵庫の中にはキリン一番絞りと、レモン酎ハイ、オレンジ酎ハイの瓶
ボトル入りの水と缶のお茶、紙パックのオレンジジュースとリンゴジュースが冷えておりました。
ちなみにコーヒーだけで無く、冷蔵庫の中の飲み物も全部無料!
売店にお酒を買いに行く必要が無いのは嬉しいですね
湯呑みとティーバッグもありました
カップ類は3つだけどお茶類は2つなのは謎です
ベッドサイドには照明と操作スイッチ
客室内の照明は明るさ調整も可能です
枕元にはコンセントとUSB端子もあるのでアラームにしたスマホをすぐ止められます
クローゼットは開けると照明が自動点灯するタイプです
ズボンやスカートを吊り下げられるタイプのハンガーが8本あります
下には大浴場へ持ち出す時に便利な籠とセーフティボックスがあります
客室内の露天風呂は部屋からすぐに出られる作りです
ロールサンシェードで遮ることができます
眺望について
プライベート感満載のテラスからは太平洋と房総の海が望めます。
3階建ての一階だったので海が一望!とまではいきませんが、この開放的な景色を楽しみながらいつでも露天風呂に入れるなら十分です。
目隠しフェンスのおかげで湯船につかっても景色が楽しめるようになっています。
身を乗り出して外を見ると左手には隣接するキャンプ場とその奥には港が見えます。
右手にはホテル前のロータリーとキャンプ場へ続く遊歩道が見えます。
クッションやテーブルもあるので露天風呂として利用するのも良いですが、単にテラスとして利用してもいいでしょう。
ちなみに夜は屋外照明もつければ割と明るいです。
湯上がりに外気浴するのも良いですよ。
水回りと客室の露天風呂
大きな鏡が使いやすそうな洗面所です。
一方、イスが無いのでメイク時に立ったままになるのが少し落ち着かないかも。
ちなみに、洗面所は扉で仕切れます。
そのままにしておくと朝に日差しが入ってきて眩しい(実体験)ので、寝る前には忘れずに閉めることをオススメします。
洗面台下にはタオルとガウンがあり
歯ブラシやヘアブラシなどのアメニティー類
サロニアのヘアドライヤーは風力も強く、髪の毛のドライが楽です。
トイレは手洗い場付きで、ふたや便座は自動開閉式でもちろんウォシュレット付です。
客室の温泉は石造りの浴槽、お湯は減ったら自動で継ぎ足されます。
浴槽の大きさは2M×2M程で、大人2人にこどもが一緒でも余裕があります。
お風呂側から客室を見ると奥に洗い場が見えます。
右側のドアは管理用設備があるのか鍵がかかっていて開きません。
洗面所から露天風呂への間には洗い場があります。
客室内のシャンプー類はミキモトです。
大浴場とは種類が違っていて、この部屋の特別感が感じられます。
注意したいのが部屋と洗い場の間にある段差です。
一段低くなっているのがわかりにくく、洗い場から部屋に入るときに踏み外しそうになります。
温泉について
1. 温泉の特徴
千里の風の源泉はナトリウム泉です。
無色透明で硫黄臭は無く、保温効果が高いので湯上がり後もぽかぽかと暖かいのが特徴です。
温泉は地下水や海水が地熱やマグマの熱で暖められて噴出するのですが、この源泉は温度が25度以下のため冷鉱泉となります。
使用場所が42度と記載があるとおり、このままでは入浴に適さないので加温しているのですが、だからこそ一年中適温で温泉が楽しめます。
ちなみに客室の露天風呂は茶褐色
色から判断するとモール泉かと思いましたが、成分分析表が見つけられず・・・判別できませんでした。
大浴場
千里の風には大浴場が2つあり、時間によって男女入れ替えをしています。
2つの大浴場は名前がそれぞれ付いており、千の湯は屋根の無い開放的な露天風呂が特徴で、里の湯はサウナがあるのでぜひどちらも楽しんでみてください。
大浴場手前には混雑度合いがわかるモニターがあるのですが、同じものが客室のテレビでも確認することができます。
貸し切り風呂
大浴場と別に予約制の貸し切り風呂があります。
こちらも3階にあるのですが、宿泊者は外泊者よりも安く利用が可能です。
今回は客室にお風呂が付いているので利用しておりません。
食事について
夕食
ホテル内のレストランくうべいでいただきます。
レストランはフロント横、売店の奥にあります。
売店もレストランも1階にあるので移動がとっても楽です。
千里の風の夕食は宿泊プランによって異なるセットメニューとビュッフェを組み合わせたハーフビュッフェスタイルです。
特に【2段舟盛り】なるお刺身の盛り合わせが人気なのですが、今回は新客室開業プランとしてあった伊勢エビのお造りを選択しました。
レストランに入る前にウェルカムドリンクとして杏酒をいただきました。
テーブルとイスに案内されるとすでに立派なお皿が用意されていました。
テーブルにはお品書きが用意されていて、食べ放題メニューの中でもオーダー式のものは黄色く色つけされていました。
テーブルには感染症拡大防止のために使い捨て手袋・アルコール消毒・マスクケースがあり、いちいち手袋取りに行くの面倒だと思っていたのでこれは嬉しい準備だと思いました。
旅館でよく見るお鍋とか暖めるやつがここでは浜焼き用に準備されていました!
こちらオーダー用のタブレット
ドリンクもこちらから注文式でした
お刺身用醤油はテーブルに置いてあるのでいちいち醤油取りに席を立つ必要はありません。
ポン酢醤油もさっぱりしていて美味しかったですよ。
座席に座って何を食べようかと作戦を練っていると、先にお持ちしますと言われていた前菜とお造りの盛り合わせが運ばれてきました。
どーんっと大きな竹に盛り付けられて登場です!
慌ててテーブルにあった献立を確認
桜の花などもあしらわれ目でも楽しめます。
ごま豆腐和えと鮮魚のお造り
特にお魚は歯ごたえがあって、これぞ活魚ならではか!?と噛みしめて味わいました。
またしばらくすると伊勢エビのお造りが登場!
初めての伊勢エビにも感動したのですが、貝とお魚も一緒に盛られていました。
貝とお魚が何か聞きそびれてしまいましたが、伊勢エビのぷりっとした歯ごたえと、貝のこりっとした食感は鮮度が良いから何だろうなぁと、食通ぶった感想を心の中で唱えていました
一通り味わってからはビュッフェカウンターへ行ってみました
ソフトドリンクコーナー
コーヒーマシンはUCCでした
お茶類もありますよ
お寿司は5種類!人気すぎて瞬く間に消えていきます
魚介類だけでなく、ローストビーフ等のお肉類もあり
竹皮の包み焼き
中身はジャガイモとカボチャと鶏肉の味噌焼きでした!
(蒸した野菜類は隠れた私の好みでもあります)
焼きサザエ初めて食べたんですが私はあまり得意では無かったです・・・(肝がね・・・)
人気のローストビーフは柔らかく、ソースと西洋わさびとの組み合わせが抜群です。
牡蠣フライとしらすのパスタ
一応、キッズゾーンとなっていてフライドポテトや唐揚げと一緒に並んでいたのですが、大人も大好きです。
むしろしらすパスタや牡蠣フライの美味さがわかるのはキッズでは無いと思います。
カニは卓上で焼きます!食べ放題のかには正直期待していなかったのですが、身も詰まっていて特に一番太い部分は食べ応え十分です。
注文したお寿司はテーブルまで運んできてくれます。
そして、冒頭で食べ終えた伊勢エビはお味噌汁にすると案内されたので、お寿司とタイミング合わせて持ってきていただきました。
食後のお楽しみ、デザートタイムです。
カットフルーツコーナーはメロンとパイナップルが特に美味しかったです。
デザートコーナーのケーキ類は一口サイズ
自家製プリンはカラメルの苦みが少し強めですが、甘ったるい口の中をリセットするには良い感じでした。
朝食
朝食は7:30からでラストオーダーが8:30、9時クローズとなっていました。
ちょっと短いかも・・・と思いつつ、早起きして7:30に会場へいくと10組ほど並んでました。
朝食会場は夕食と同じなので、前日を同じテーブルへ案内されました。
朝にもお刺身があるのが良いですね。
人気の漬け丼ゾーンは人が多すぎて列の解消を待っていたら漬けが消えてました・・・
和食派に嬉しい小鉢入りのおかずたち
オムレツはふわふわで大きい!
野菜チーズ焼きとクリーム煮もあり、鮮魚ウリだけでなく野菜と乳製品の取り合わせも絶妙です。
ご飯は白米だけでなくおかゆも用意されていました。
生野菜以外のサラダ類付け合わせも種類豊富(たまごサラダはちょうど補充中)
そんなこんなで盛り付けたら最初はこんな感じになりました。
パンはオーブンで焼いているところが間近で見られます。
クロワッサンと小倉あんデニッシュ
ジャムは4種ベリーのミックスジャムをつけてみました。
こちらはオーダー式の卵焼き
甘くてふわふわ、関西の人は正直好まないだろうなという位の甘めの味付けでした
こちらもオーダー式の焼き魚3種(鮭・鯵・鯖)
特に鮭は脂のりが至高で、この後3切れ食べました
食後のデザートにワッフルを食べました
自分で焼くのは初めてです。
ふたをして2分30秒・・・キッチンタイマーがワッフル焼き器と同じ数だけ用意されているのでスマホで計ったりしなくても大丈夫です。
焼き上がったらメイプルシロップやバターをつけていただきます!
旅行代金と予約方法について
旅行代金
支払い画面のスクショを公開します。
宿泊したのは3月の平日でした。
過去の経験から、個室露天風呂付の客室の平均最低価格は一人あたり3万円ほどと認識していますのでこの値段は十分手頃です。
それに加えてじゃらんが配布していた千葉県限定クーポンと、全国旅行支援割引を併用して一人あたり3万円を下回って28,200円/人になりました!
さらに、千葉県独自に地域クーポンが通常2,000円にもう2,000円が上乗せされていたので、実質的には24,200円です。
ただし、入湯税が別途現地で必要になります。
入湯税は地域クーポン払いができませんのでご注意ください。
予約サイトについて
今回はじゃらんを通して予約をしました。
理由は上記のクーポンを配布しているのをたまたま見つけたのと、ポンタポイントが失効しかけていたので使い切ろうと思ってのことです。
いつもはヤフートラベルやJTBを使うのですが、じゃらんはポンタポイントの利用先としてたまーに使っています。
今回のように割引きクーポンがちょうど良く使えるとお得になりますね!
結局どのサイトがいいのよ?
という方は以下からすぐに千里の風の料金と空室が調べられますよ!
周辺観光について
館山は房総半島の南端にあるため公共交通機関だけでの移動は少し不便かもしれません。
千里の風には予約不要の無料駐車場があるので、館山を含む周辺の観光には車が便利でしょう。
以下の観光地は館山とセットで訪れたい場所です。
鴨川シーワールド
館山から車で1時間ほどです。
房総の里山から海の底まで多様な生き物と自然のかかわりが学べる展示も素晴らしいのですが、一番の見どころはシャチのショーです。
えげつないほどズブ濡れになれるショーは定期的にテレビでも取り上げられますね。
洲埼灯台
ホテルから車で15分ほどです。
灯台そのものも間近に見れて迫力あるのですが、それよりも目を見張ったの見晴らし台からの眺めです。
晴れの時にぜひ訪れてみてください。
三井アウトレットパーク木更津
関東最大級の大型アウトレットパークです。
東京湾アクアラインを通る場合は通り道になるので立ち寄ってみるといいでしょう。
5. まとめ
初めて館山を訪れましたが、都会の喧騒を離れて海の近くでのんびり過ごすにはもってこいのエリアだと思いました。
その海の幸を存分に味わいつつ、温泉で日々の疲れを労うことができる施設が首都圏から車で来れる範囲にあるのは新たな発見でした。
2023年3月からは新型コロナウイルス感染症への社会的な受容度が高まってきたのでお出かけしてみようかなと考えている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。