沖縄での移動手段としてレンタカーを候補にする方は多いと思います。
モノレールや路線バスなどの公共交通は、運行時間や移動出来る範囲が決まっているため、自由に移動出来るレンタカーは沖縄旅行に必要不可欠とも言えるでしょう。
そんなレンタカーですが、沖縄では予約が取りにくくなっていることをご存じでしょうか?
2021年から本格的に流行した新型コロナウイルスの流行をきっかけに沖縄を訪れる旅行者は激減し、それにあわせてレンタカーの登録台数が減りました。
コロナ禍を脱した今はレンタカーの数も戻ってきているそうですが、人手不足で洗車や清掃などの車両準備が追いつかないという事情もあるみたいです。
そもそも、ゴールデンウィークや夏休み期間中などは料金も高額かつ、希望の日程で予約が取れないことは以前からありました。
特に、夏休み期間の沖縄のレンタカー受け取りは1~2時間かかることもあり、せっかく沖縄についてもすぐに動き始められないという課題もありました。
それって貴重な時間を無駄にしちゃうので、もったいないと思いませんか?
そこで、私たびおどりがオススメしたいのはカーシェアリングです。
この記事では、沖縄旅行を検討中の方にレンタカーとカーシェアのどちらが合っているのかを判断する手伝いをしたいと思います。
私が沖縄でタイムズのカーシェアを使った実体験もありますので、参考にしてくださいね!
- カーシェアってそもそも何?
- どうして沖縄でレンタカーはおすすめしないのか?
- カーシェア利用が向いている人
- レンタカーが向いている人
- どちらがお得か料金計算してみる
- たびおどりオススメのカーシェアの使い方
- まとめ
カーシェアってそもそも何?
凄く簡単に言うと、駐車場にあるレンタカーを無人で借りられるサービスです。
詳細は各カーシェア会社のサイトなど参照ください。
どうして沖縄でレンタカーはおすすめしないのか?
冒頭お伝えしたように、沖縄でレンタカーをおすすめしない理由は3つあります。
- 予約が取りにくい
- 高額
- 店舗での貸し出し、返却手続きに時間がかかる
予約が取れない理由は既に述べましたが、料金と、時間の面でカーシェアの方が私は優れていると思います。
カーシェア利用が向いている人
ずばり言うと、時間を有効活用したい人です。
カーシェアリングは、店舗での手続きに時間がかからないので効率良く動くことが出来ます。
レンタカーの貸し出しは、店舗への移動に乗り合いバスを待ち、カウンターでの順番待ち、免許証の提出、契約書へ必要事項の記入、実車確認・・・と色々手続きに時間がかかります。
レンタカー会社によっては、ファストレーンやタクシーでの送迎を行っているところもありますが、ファストレーン利用は旅行会社経由の特典だったり(そもそも旅行会社でも枠があるから予約が取れないこともあり)、タクシー送迎はそもそもタクシーが捕まらないってこともあります。
一方、カーシェアリングは貸し出し返却といった対人手続きが不要です。
スマホなどで車のロックを解除し、エンジンをかければすぐ出発できます。
返却時も出発した駐車場に戻したら、スマホで利用終了手続きをするだけです。
旅程の変更が発生しそうな人
加えて、自分の利用時間の前後に予約が入っていなければ予約時間の変更が出発直前まで可能です。
例えば、10時から利用開始にしていたが、ゆっくり出発したいとなった時、カーシェアは利用開始時間前であれば10時30分や11時からに変更が可能です。
レンタカーの場合は時間変更は予約の取り直しになるので、利用開始の1週間前からキャンセル料が発生することもあります。
旅行中の気分や天気、滞在時間に応じて融通が利くのはストレス無く楽しめる利点でしょう。
総じて、利用の手軽さはマイカーのようです。
那覇市内に泊まる予定の人
那覇市内のホテルに泊まる予定の方はカーシェアを組み込んで日程を作ってみることをオススメします。
那覇市内にはカーシェアのステーションが多く、レンタカーの店舗に行くよりも近くのステーションから出発できた方が移動が楽なことがあります。
また、カーシェアは短時間の利用にも対応しているので、瀬長島日帰りするのに3時間だけ車に乗りたい、昼時だけ車に乗ってランチを食べに行く時などに便利です。
レンタカーだと1日も使わないにも関わらず面倒な手間がかかりますが、カーシェアは必要ありません。
先述しましたが、、予約していたけどやっぱり車不要になった時に、キャンセルが利用開始時間前なら直前でも可能というのが良いポイントだと思います。
那覇空港到着が20時以降の人
レンタカーの貸し出し返却は、原則8~20時の営業時間内です。
そのため、那覇空港への到着が20時を過ぎるとレンタカーの利用ができません。
必然的に那覇市内の宿泊などが必要になると思いますが、カーシェアは24時間利用が出来るので、当日の内に恩納村や名護などのリゾート方面に行きたい方に良い手段です。
沖縄そばの有名店、中村そばさん
車で早く移動すれば人気店での食事も安心です
レンタカーが向いている人
カーシェアにはデメリットもあるので、レンタカーを使った方が良い人についてもお伝えします。
- 綺麗なクルマに乗りたい人
- 早期に予約を確定したい人
- 車の説明を聞きたい人
都度清掃されるレンタカーは綺麗
カーシェアのデメリットとも言われますが、車内にゴミが残っていたり、忘れ物が放置されていることがあります。
カーシェアの車両はステーションの定期的に清掃や点検されますが、具体的頻度はわかりません。
一方、レンタカーは返却後に車内清掃や洗車が行われます。
(最近は清掃しない代わりに安く借りられるプランも目にしますね)
綺麗な車にこだわる方はレンタカーの方が、気持ちよく使えるかもしれないですね。
補足説明をすると、タイムズのカーシェアは利用後の車内清掃と借りた車の状態についてを評価する仕組みがあります。
汚した状態で返却すると、次の利用者から低評価をされ、会員資格停止となることもあるので、故意に汚して返されることは稀でしょう。
そのため、許容しがたい状態で返却された車に当たったことは今のところありません。
那覇空港のタイムズカーには、車内清掃の有料オプションがあります。
初めてのカーシェアで心配な方は予約時に清掃オプションの選択をすると良いでしょう。
早期に予約が出来るレンタカー
レンタカーの予約は90日前から可能になるものが多いです。
飛行機とホテルのパック出申込みなら半年先でもレンタカーのセット予約が可能です。
一方、カーシェアは利用日の1ヶ月前または2週間前からの予約が多いです。
レンタカーの予約が取りにくいのは事実ですが、早期予約すれば困ることはありません。
カーシェアでも早期予約が必要なのは共通して言えますが、後でカーシェア予約しようと思って忘れていたとなると悲惨な目にあうかもしれないのでお気をつけください。
貸し出し前に車の説明が聞ける
運転に慣れない方にとって、車の操作方法を聞けるのは有人手続きならではの安心感だと思います。
また、レンタカーはクラスでの予約が一般的なので、どの車になるかはわかりません。自分の慣れていない車となった場合に、ナビの操作方法や運転席周りの説明を聞けるのは良いですね。
沖縄では輸入車の利用も人気なので、その点はレンタカーの利用の方が間違いないでしょう。
一方、カーシェアは車種の指定予約が可能です。
車種指定をしても追加料金が不要なのはカーシェアのメリットと言えますね。
どちらがお得か料金計算してみる
2024年5月、連休明けの金曜から月曜のレンタカー料金をじゃらんレンタカーで調べると、4日間で20,000円のプランが出てきました。
車はコンパクトカーのライズなので、手頃なクラスです。
一方、同じ那覇空港のタイムズカーシェアを使う場合、3日と5時間で250km走行した場合を想定すると、24,580円です。
金額だけ見るとカーシェアの方が高額ですが、レンタカーはこれに加えてガソリン代が必要です。
カーシェアはガソリン代が不要ですが、走行距離料金があるので、これが実質ガソリン代といえるでしょう。
約5,000円のガソリン代が差になるかどうかについてですが、例えばガソリン価格が170円/Lの場合、30リットル以上消費するならレンタカーの方が安くなる可能性があります。
車種の燃費やガソリン価格にもよりますが、4日間で250km未満の走行ならカーシェアの方が安くて便利と言えるのではないでしょうか。
たびおどりオススメのカーシェアの使い方
たびおどりは、2023年の12月に3泊4日の沖縄旅行に行きました。
その際にタイムズのカーシェアを利用したので、参考までにご紹介します。
【行程】
1日目 那覇到着19:30頃
モノレールで那覇市内へ移動し宿泊
2日目 タイムズカー那覇空港店へ移動し車確保
DMMかりゆし水族館、アメリカンヴィレッジ、恩納村のハイアットリージェンシー瀬良垣アイランドに宿泊
3日目 美ら海水族館と古宇利島を訪れ、ハイアットに連泊
4日目 チェックアウト後、まっすぐタイムズカー那覇空港店へ車を返却
1日目、那覇宿泊だから車は不要!
那覇市内宿泊の方向けにとオススメした理由でもありますが、私の旅程では那覇に到着が19:30頃でした。
レンタカーを空港で受け取ることも考えたのですが、1日分の利用料がかかることと、那覇市内での駐車料金が1,000円ほどかかることを考え、あえて1日目は車無しとしました。
国際通り近くに泊まり、夜ご飯を食べる予定だったので車はほとんど乗らない旅程だったので、これは良い選択だったと考えています。
2日目、タイムズカー那覇空港店へは県庁前から路線バスに乗って移動
最終日に空港で車を返したかったので、借りるのも那覇空港にしました。
タイムズのカーシェアは、特定のステーションであれば乗り捨てが出来るのですが、オプション料金がかかるのがネックでした。
調べると、タイムズカー那覇空港店への移動手段としては、
・那覇空港からの無料送迎バス利用
・県庁前から路線バス利用(大人1人、240円)
の方法が出てきました。
那覇空港へモノレールで移動するにも270円かかるし、そこから送迎バスに乗るのは手間なので、オススメは断然路線バスの利用です。
タイムズの那覇空港店の最寄りバス停はフリーゾーン前というバス停なのですが、タイムズの立体駐車場の前にバス停があるので、迷わずに移動出来ます。
返却時はタイムズカー那覇空港店に返却し、無料送迎バスで空港へ
カーシェア専用ゾーンに車両を返却した後は、無料送迎バスで空港へ送って貰えます。
こうして、時間とお金を効率良く考えた快適な沖縄旅行を終えることができました。
利用料金は2万円ほどだったけど・・・
選んだ理由は大きい車の方が眺めが良いのでは?と考えてのことでした。
実際、古宇利大橋を渡る時はコンパクトカーよりも遠くが見渡せたので、正解だったと思っています。
この車をタイムズのレンタカーで車種指定すると、2泊3日で32,500円程です。
一方、カーシェアでは2泊3日(50時間40分)の利用で、223km走行した合計は20,700円ほどでした。
タイムズの距離料金が1km16円だったので、今の1km20円で計算すると900円くらい高くなりますね。
レンタカーは追加でガソリン代がかかることも考えると、カーシェアの方が15,000円ほど安く使えたのではないかと思います。
以上のように、ちょっと良い車にお得に乗れて、しかも便利なサービスなのでたびおどりは次もカーシェア利用を考えると思います。
まとめ
以上、タイムズのカーシェアの実体験を踏まえた沖縄旅行のオススメでした。
使いこなせば非常に便利なサービスだと思いますので、沖縄旅行を検討中の方はぜひカーシェア使ってみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
~沖縄旅行で訪れたホテル紹介~