当ブログをお読みの皆さまの関心事は、どうしたらお得に旅行が出来るかではないでしょうか。
私自身も手頃な値段で満足感のある旅行をする為に、ポイント還元の多い予約サイトを複数比較したり、割引率の良いクーポンがないか探したりしています。
そうして膨大なリサーチの結果を紹介しているのが私のブログでもありますが、段々と疲れてくるし、しまいには予約はまた今度でいいやとモチベーションが下がることも珍しくありません。
そう、旅行代金の計算って面倒くさいですよね。
そこで、最近話題になっているチャットGPTを使って旅行代金の比較を効率化してみようというのが今回の試みです。
この記事では、チャットGPTに料金計算を任せる方法を紹介します。
今までの面倒な手間から解放され、劇的に旅行代金の比較が簡単になりましたので、是非参考にして欲しいです。
旅行代金の計算はなぜ面倒なのか
そもそも料金が複雑化しているのは、宿泊施設の販売チャネルが増えたことと、予約サイトが顧客の囲い込み競争をしているからです。
販売チャネル多様化
販売チャネルが増えているのは、電話予約、旅行会社での予約、WEB予約などいろんな方法で予約を獲得したい宿泊施設側の理由があります。
また、WEB予約に関しては、複数の予約サイトが使えるとその分目に付く機会も増えるので、同じ宿が楽天トラベル、じゃらん、ヤフートラベルで予約出来るようになっています。
これは、宿泊施設側としては予約を埋めやすくなるメリットがありますが、旅行者は大変です。
少しでもお得に予約出来ないか複数比較したくなるのが消費者心理です。
予約サイトの顧客囲い込み戦略
さらに、この比較を難しくしているのはポイント還元と割引クーポンの有無です。
販売価格はだいたい宿泊施設が同じ値段で予約サイトに卸しますが、ポイント還元率やクーポンは予約サイトが独自に設定します。
楽天トラベルを例にすると、楽天トラベル利用時に楽天ポイント5倍などと特別プランが見られます。
こうして付与したポイントを、次の予約や楽天市場でのショッピングなどで使って貰い自社のポイント経済圏を使い続けるリピーターになって欲しいとの戦略です。
ポイント還元で実質的な割引きを受けられるので、どれだけポイントが溜まるかも消費者の関心事ではないでしょうか。
例題:どちらがお得?
例えば、次のような時にどちらがお得かすぐに判断付きますか?
定価が安いAサイトに対して、Bサイトは少し高い。
割引きクーポンが使えるけどBサイトの方が割引き額大きい・・・
クーポンだけならまだAサイトの方が安いけど、ポイントも含めると、3.5%還元されるからもしかして実質的にBサイトがお得?と・・・考え始めると切りがありません。
こんな計算を候補のサイト×候補の宿泊施設×候補の日程×候補のプラン×・・・とやっていくと時間が溶けます。
この手間をチャットGPTで解消しようと思います。
チャットGPTを知らない方に向けて
チャットGPTについては既に世に出てしばらく経っていますので、今更私が説明するまでも無いでしょう。
とは言ってもブログの構成上知っておいて欲しいこともあるので、ベタな手法ではありますが、チャットGPTに自己紹介考えてもらいました。
チャットGPTによる自己紹介
ChatGPTは、OpenAIによって開発された自然言語処理技術を用いた大規模な言語モデルです。以下に、ChatGPTがどのようなことができるか、またできないことについてお話します。
チャットGPTの出来ること
- 文章の生成:ChatGPTは、ユーザーからの入力に対して自然な文章を生成することができます。例えば、「今日の天気はどうですか?」という質問に対して、「今日は晴れで最高気温は25度です」という回答を生成することができます。
- 質問応答:ChatGPTは、ユーザーからの質問に対して、適切な回答を生成することができます。例えば、「犬と猫の違いは何ですか?」という質問に対して、「犬は主に飼い犬として飼われ、猫は主に室内で飼われることが多いです」という回答を生成することができます。
- 文章の要約:ChatGPTは、長い文章を簡潔にまとめることができます。例えば、「この本は非常に面白く、多くの人が読むべきだ」という文章に対して、「この本はおすすめです」という要約を生成することができます。
- 翻訳:ChatGPTは、複数の言語に対応しており、ある言語で書かれた文章を別の言語に翻訳することができます。例えば、「こんにちは、元気ですか?」という日本語の文章を、「Hello, how are you?」という英語の文章に翻訳することができます。
チャットGPTが出来ないこと
- 情報の正確性の保証:ChatGPTは、大量のデータを学習することで、一定の精度で文章を生成することができますが、その生成された文章が真実であるかどうかは保証されません。ユーザーは、ChatGPTが生成した文章を確認し、情報の正確性を確認する必要があります。
- ヒューマンタッチの代替:ChatGPTは、ヒューマンタッチに比べて感情表現や思考の深さが不足することがあります。例えば、「大変ですね」という言葉を使っても、その表現が本当に共感的なものかどうかはChatGPTにはわかりません。
- 意思決定の代替:ChatGPTは、人工知能の一種であるため、自律的な意思決定をすることはできません。例えば、ChatGPTに「どの仕事に就くべきか」という質問をしても、ChatGPT自身が答えを出すことはできません。
と自然な言葉がこんなに出てくるのです。
万能なもののようにも思えますが、情報が真実かどうかは判断できないことと、自律的な意思決定が出来ないという点は注意が必要です。
また、言語モデルであるため計算に特化したシステムではありません。
今回のように何か計算をして貰うときには少しコツが必要です。
もっと言うと、計算結果が本当に合っているかの確認が必要なのです。
チャットGPTへの指示の仕方
チャットGPTがで回答を得るには質問・指示が必要です。
以下は、私が試して正答率が高かった指示の仕方です。
基本の型はこれ!
ポイントは2つです。
1.どういう状況かをチャットGPTに教える
今回は、ポイント還元と割引クーポンがあることで「どっちがお得か悩んでいる」という状況をチャットGPTに教えます。
2.「実質的にお得」のワードを入れる
ポイントは値引きでは無いので、実質的にお得という考え方をチャットGPTに教えます。
このやり方を守っていけば、価格、クーポン額、ポイント還元率の数字が変わっても自動で計算してくれます。
応用編:複雑な割引パターンも指示の仕方で計算可能
チャットGPTを使いこなすには具体的な指示が必要となります。
指示が曖昧だと回答にばらつきが出ますが、適切な指示が出来ると多少複雑な条件をつけても計算してくれます。
例えば、ポイントの還元率はクーポン割引き後の価格に対してか、元値に対してかの違いがある場合、計算はより複雑になりますが、指示をすれば計算してくれます。
次のように指示してみましょう。
ポイント1.役割を明確にする
冒頭に数学の天才と指示しています。役割の指示をするとその指示に沿った回答の仕方をしてくれる傾向があるので、計算ミスなど無い様にと前置きしています。
ポイント2.実質的にお得とはどういう状態か明確にする
「実質的なお得」について定義をすることでどちらがお得かの判断基準を持たせます。
ポイント3.不足情報が欲しいか?の確認&問題なければ回答開始の指示
複雑な指示の時にはチャットGPTが誤った解答をする可能性があります。少しでも正確に計算して貰うために足りない情報がある時は回答始める前に質問しなさいという意味です。また、問題なければ一言言ってから始めて欲しい(=質問はないぞ)という指示をします。
回答は以下の通りでした
回答のされ方はばらつくことがありますが、AとBならどっちがお得かまで教えてくれるのでとっても楽です。
上手くいかない時の手直し方法
計算ソフトでは無いのでたまに計算が間違えている時があります。
そのときは次の2つを試してみてください。
順を追って計算するよう指示する
順を追うようにと指示することで計算問題の正答率が上がるという研究があるそうです。
New chatで仕切り直す
言語モデルなので言葉の繋がりを学習して文章を作成しています。
そのため、似た条件の計算をし続けると、過去のやりとりに引っ張られて正しく計算されないことがありました。
肌感覚ではありますが、チャットを作り直すと正解率が高まったので試してください。
最後に:コピペですぐ使えるテンプレ
完全とは言えないにしてもチャットGPTがあることで複雑な旅行代金計算の手間が解消出来ることがおわかりいただけたと思います。
私はエンジニアではないので、もっと上手く活用する方法があるのでしたら勉強したいなと思っています。
最後にすぐ使えるテンプレを記載しますので、ぜひチャットGPTを使ってお得な旅行を楽しんでみてください。
ーーーーーー以下、テンプレーーーーーーー
#指令
あなたは数学の天才です。
次の商品を購入する際に利用出来る割引クーポンとポイント還元の条件を考慮し、どちらが実質的に最もお得か教えてください。
実質的に最もお得とは、【定価-(割引き額+ポイント還元の合計)】が最も安いことを意味します。
もしこの問題を正確に答えるのに情報が不足している場合は、私に質問してください。
質問が無ければ「はい、お答えします」と言ってから回答を始めてください。
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Aサイト
定価:○円
利用可能な割引クーポン:○円
ポイント還元率:○%
Bサイト
定価:○円
利用可能な割引クーポン:○円
ポイント還元率:○%
ーーーーーーここまでテンプレーーーーー
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最後までお読みいただきありがとうございました!!